中玉トマト

今年も中玉トマトを育てます。
品種はフルティカという中玉トマトです。この品種は、リコピンリッチと言うのが売りで、糖度も高く皮も薄く上手く出来れば大変美味しいトマトだと思います。
只、どの品種でもそうですが、肥沃な土壌と水分調整を適切に行わなければ色や形は遜色なくても、糖度が高い美味しいトマトにはなりません。

私は写真のような雨除けのハウスを使い、上部は梨地のビニールをかけ日焼けと雨除けを行っています。又、早い目に黒マルチを行い十分に地温を上げてから苗を植えるようにしています。

2024年3月12日
40穴のセルトレイに発芽用培養土を入れ、加温した温室で発芽させます。

2024年3月12日~3月27日
種蒔きから発芽までのタイムラプス映像です。基本5分に1回の静止画像を繋ぎ合わせ、再生速度を1/2にした映像です。

外気温が安定するまでは、温度調節が出来る温室にて育てています。
尚、発芽までは同じ映像が続く為、前半部分の時間を1/4に短縮しています。後半になると発芽/成長の様子がよく分かります。

2024年3月29日
水を切らさぬ様に注意し、何とか9割方は発芽してくれました。

2024年3月27日~3月30日
前ビデオの続きです。水切れを起こさない様に土の表面が乾いてきたらたっぷり水やりを行いました。

2024年3月30日~4月4日
外気温が安定してきたので、圃場にあるビニールハウスに苗を移動しました。
映像の下部分に温度表示がありますが、外気温が安定してきたとはいえ、加温/排出機能を付けていないハウスでは、気温の寒暖差が大きく少し心配です。ハウスのビニールを一部開放して、あまり温度が上がり過ぎないように行おうと思います。

2024年4月6日
本葉が出たので、このタイミングで、セルトレイから大きめのポットに植え替えました。これで、畝への植え替えまで大きな苗に育てます。
日中は、ハウス内が、50度を超える状態になってきましたので、ハウスの一部をオープンにし余り高温にならないようにしています。

同時に、植え付けを行う畝の整備を行いました。一月程前に土中酸度調整した場所に、堆肥と肥料を混ぜ込み、地温を上げるため黒マルチで覆いました。又、美味しいトマトを育てるためには乾燥気味に育てる必要があり、雨が当たらないように梨地のビニールシートで上部を覆います。
(個人的には透明シートより、梨地シートの方が色々な面で扱い易く思います)

2024年4月4日~4月13日
三田は朝晩の気温が未だ一桁になる為、大きくなるのが遅いですが、それでも徐々に大きくなるのが確認できます。

2024年4月13日~4月27日
順調に育っています。
芽が手た当初は、なかなか大きくならなかったのが、ある程度の大きさになると成長がすごく早いです。
そろそろ、圃場への植え替えをしようと思います。

2024年4月27日~5月4日
圃場への植え替えを行いました。又、植えた苗の脇芽を全て取り除きました。
これから温度が上がり日に日に大きくなると思います。ひたすら脇芽取りします。

2024年5月9日
ポット苗の時はひょろひょろした感じでしたが、直植えと脇芽取りのせいか幹も太くなり、がっしりした状態になってきました。
このタイミングで、化成肥料による株もとへの追肥を行いました。
トマトはおいしくする為に水分を切らす必要があり、葉がしおれた状態にならない限り、一切の水やりは行いません。

2024年5月21日
一番花が咲いたので、ホルモン剤の散布を行います。トマトは、一番花の実を確実にならせることで、その後の成長がバランス良くなるとの事。
一部の株では、早くも小さな実がついています。